ライトクリーンについて

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ライトクリーンについて

ライトクリーンとは犬の白内障の進行を送らせるための進行遅延薬(医療用医薬品)です。
犬専用薬とされていますが、もともとカタリンというピレノキシンを主成分とした人用の白内障進行防止のための目薬と同じものです。(カリーユニという同種のピノレキシン製剤もあります)

副作用はほとんどないとされています。
人の白内障では飛躍的に手軽に保険適用での手術ができるようになったこともありあまり使われていませんが、現在でも動物医療においては白内障でもっとも使われる薬剤かと思われます。

lightclean
ライトクリーンは開封したら補助剤を主液に溶解させて1日3回ほど点眼します。開封後は冷暗所による保管が必要です。

人間用のカタリンは処方せん保険適用で15ml/200円程度なのに対して、ライトクリーンは1,500円程度です。
恒久的に使用する必要があること、一度開封すると3週間しか保存できないことを考えるとけっして安い薬でもありません。

似たような効能を持つとされるグルタチオンを主成分としたタチオンという点眼薬もあります。
白内障にはいろんなタイプがあり、これら進行遅延薬が進行を抑える効果が期待できる場合もあるのかもしれませが、あまり効果は望めないという見解も多く見られます。

あくまで白内障の進行を遅らせるというものであり、現在よりも症状を改善する、あるいは根本的な治癒が期待できるという薬ではありません。
しかし、抑制の効果が実際に認められるのであれば、点眼を怠らぬよう永年使用されることをお勧めします。